「老夫婦の住まい探しは困難」コロナの影響で競売物件に放置された人達
- 2020/9/17
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引越してからでないと生活保護が受けられない人たちがいます。
今回は、包括さん※から依頼された案件で、子供世帯に放置された老夫婦の住まい探しのお話です。
未だ未解決の状態ですが、こういったケースもあるということをお伝え致します。
※包括とは地域包括支援センターのことで、介護・医療・保健・福祉などの側面から高齢者を支える「総合相談窓口」です。
コロナの影響で競売物件に放置されて…
まず、包括さんから老夫婦のお話を伺いました。
親世帯と子供世帯が同居していてコロナの影響でローンが払えず子供世帯が出ていってしまい、家は処分となり一ヶ月後には引き渡しのため親世帯の老夫婦も出ていかないといけなくなりました。
取り残された親世帯(70代後半)の収入は国民年金のみ。アパートを借りる手持ちのお金は5万円とのことです。
高齢で収入の少ないご夫婦のお部屋探し!どうしよう…困りました。
まずお金がないので普通の審査は通らない。誰かから初期費用借りられない?コロナの定額給付金は?緊急貸付は?
…もうとっくに借りて使いきっていました。息子夫婦のローンの支払いにあてていたんですね。うーん
息子以外に子供はいないか?一時的でもそちらに身を寄せるとか?→誰もいない。
包括さん、アパート借りられないですかねって。それはないですよ。簡単じゃないんですから。と思わす言ってしまいました。行政さんはどうしたんでしょうか。
私は不動産業はしていますが、生活保護の仕組みはいまいちわからないのです。市をまたいではいけない、保護受けるには先に契約してきて。とか…
あの手この手でいつも住まいを支援していますが、例外的にリスクを負って先にお部屋を貸すしかないときもあります。
まずはその人が住む市内で物件を探せればいいのですが、市をまたぐことになりそうです。だってそんな人に貸してくれる物件なんてないんですから!
あるケースワーカーに聞くと、現在地保護だからまずは今いるところで保護を申請すること!と言われました。
それでいくとまずは生保申請ですね。それから部屋探し。市内になければ市外に移管?かな?
老夫婦の住まい探しは困難
いかがでしょうか。こういったお話は沢山あります。
まだまだわからないことたくさんです。このご夫婦がまだお元気なのが救いです。これからがんばって住まい設定だー!
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